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2021年4月の記録

ピーターフォークのCD「ヤキモキ」  

 

カバヤ氏カレンダー(無料)

 

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そこんとこグレイト 新曲 「Googleストラット」

 

Googleストリートビューを眺めている毎日を歌にしました。

最近、ATA KAK(Awesome tapes from Africa)のカセットを購入し聴いています。

そんな風にはできなかったですが、ご機嫌な感じでブラブラする歌を考え、作ってみました。

 

 名前のところをクリックし、過去曲もよければ聴いてみてください。


①裁縫について

取れたボタンを縫うと、最後にいつも少しだけ糸が足りなくて、止め縫がやりにくい。

もっと長く切るべきだけど、そもそも最後の止めを簡単にできる方法って発明されないのかな。

細いピンセット状のもので、「電気で高熱になる先端で挟むと、糸が高熱で結合する」みたいな商品。

そしたらすごい楽だな。 針に糸を通す作業以外にも、めんどくさい作業って結構ある気がします。

 

 


 

②エネルギーについて

毎日でる生ゴミを処分すべくコンポストをはじめて数ヶ月。

虫やら白カビが発生して、すこしずつ肥料ができるのを楽しんでいます。微生物はすごい。

自分たちの腸内にも、こんなのがいて、生物の体内に生物が住み込んで。結局自分も微生物の集合体みたいなもんだな。

会社にいくと人間がうじゃうじゃしているけど、法人のなかに個人が大量にいるあの感覚。

そんで個人の中に大量の微生物がいて。

 

 

自分の生ゴミで肥料作れるから、これを貧しい土壌に送りたいなとか、馬鹿な妄想していました。

でも、貧しい土壌っていうのは単純ではなかった。当たり前だけど、別に肥料だけの問題じゃないんだな。

 

たとえば、熱帯雨林は植物が生えているけど、土壌はめちゃ貧しい。降雨量がおおすぎて土壌の成分が全て流れてってる。

なので、 木々を失ったら、もう取り返しがつかない。

気候や地勢で、土壌は左右され、今、植物が生い茂っていても、実は限界な土地はたくさんある。

焼畑農業だって、20年単位でやるから再生するけど、短期では土壌がすり減っていくっていうし。

微生物やミネラルやら、不可視なものたちを長期的に再生するサイクルを考えなきゃ意味がないんだな・・・。

 

目に見えないもののサイクルという意味で、

「再生可能エネルギー」って言葉のせいで、再生可能エネルギーは無限に回復するような感覚になっています。

海にソーラーパネル設置したら、その下のプランクトンは日光を浴びなくなる気がするし。

風力発電したら、風量がへるけど、その周囲の植物の生態系に影響ないんかなとか。

そもそも電気量自体を減らすべきだよな・・・とも。電気量、減らしたいけど、ズボラな自分には、けっこう難しい。

毎日ヤキモキしてますけど、やれることやらな、ですね。 


 

③読んだ本について

 

 

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

保坂 和志 (著)

 

常になにかしら「〜あぐねている」気がして、タイトル気になって買いました。

読みやすいのでスラスラいけるし、これ何回も読み返したくなる内容。

 

具体的な「小説の書き方」の伝授はなく、創作に対しての姿勢についての内容。

それゆえに、小説を書くこと以外のどんな取組にたいしても通じ合う内容。創作的なことに限らず。

あと、この本の内容は小説を「読む」ときにも言える内容だな。

というか、なんか、気持ち昂る。 この思想にどっぷり浸かりすぎると、逆に何も出来なくなりそうだけど笑。

 

 

特によかったのは、

①「プレーンソング」で、登場人物には「何かしらの義務感を持たせ」、自由に会話させた的な話。

②社会化しきれないものを、どうやってフォーカスを当てるか的な話。

 

コロナで暇な人たちにおすすめ。読んだ後、数週間はやる気になる。多分。

 

 

一冊でわかるアメリカ史 (世界と日本がわかる国ぐにの歴史)

関 眞興 (著)

 

アメリカの映画を見ると、思った以上に歴史覚えてないと思ってました。

軽い内容で、ざっくりとした時系列が頭に入りやすいかな。

 

✳︎欠点を先に言うと、

  1. 大統領とか人物はポンポン出ては消える。人は覚えづらい。自分でメモしたほうがいい。
  2. 各史実がが現代にどう影響してるかは、自分で整理しないと分からない。
  3. 「そのころ日本では?」というコーナーが少なくて、つながりづらい。
  4. 地図とか図表が少ないから結局自分で調べる。

 

 ザックリとした歴史、あとは自分で補足し続けないと。地図はやっぱり欲しかったな

アメリカって、ニューイングランド(北東)からだんだん広がっていくけど、その時代ごとの地図が出ないから、話がイメージしづらいかも。

 

(補足おすすめ)

iPhoneのアプリで、アメリカの州のジグゾーパズルがあります。これは良い。ざっくりと土地感覚がつきます。

おかげで映画(西部劇、ノマドランド、ボーダーライン、ノーカントリーとか)、Van Dyke Parksの歌詞、前よりわかる…。

 

逆光 

トマス・ピンチョン (著), 木原 善彦 (訳)

 

ピンチョン読むのに必死で、ギター練習も疎かにしてしまった。面白かった…

 

時代はフロンティアの消失(1890年ごろ)〜 第1時世界大戦あたり。

アメリカから、あちこちの土地で、大量の人間たち。科学、探偵、カルト、官能、資本主義VSアナーキスト。

いつもの如く、どれを主流のストーリーとも読めるわけですが。

長くて疲れるけど、多分ピンチョンの中ではわりかし読みやすい文章な気がします。

 

登場人物が多い…ので、今回「Google keep」を活用。

 ①人名をメモ ②各メモをタグ付け ③忘れたら名前を検索すれば、関係者を捜しやすい。

 

そんで、舞台がめちゃ広い。上記のアメリカ史、地図の勉強が活きたけど、途中からマケドニアから西アジア周辺がサッパリ…

Googleマップのストリートビューで、旅しながら読みました。いまって本当便利だ〜。

昔は知らない国とか、わざわざ図書館で調べ……………とかめんどくさくて、諦めて。ストリートビューって本当最高。

ググれば食べ物や音楽も聴ける。現地にも行きたくなるけど・・・。

 

好きな部分を一つ取り上げると。ピンチョンの、街の描写がいつも好きです。

競売ナンバーの前半で、町の上から俯瞰して、分解したラジオの基盤を比喩に使っていて、イメージが一気にブワーっと流れ込んできました。 

逆光で言うと、例えばこういうところ。 

 

  - 物見高い偶然の仲間の下では、街の通りがセピア色のデカルト座標のように何マイルも先まで広がっていた。「世界一の牛の街だ」とリンジーが息をのんだ

 

デカルト図表で街をイメージさせるのは初体験でした。

今月、ついにブリーディングエッジが出ますね。買っちゃうかも。


④ 観た映画 (みなさんからのオススメ、コメントに待ってます。)

 

特によかったのは「地獄の黙示録」。

あとは「ストリート・オブ・ファイヤー」「ボーダーライン」「サマー・オブ・84」「ショーン・オブ・ザ・デッド」がもっかい見たいかな。

 

・ビルとテッドの大冒険

・エレキの若大将(R.I.P.邦衛)

・さらば愛しき女よ

・少年の街

・レイダース/失われたアーク

・ストリート・オブ・ファイヤー

・地獄の黙示録

・禁断の惑星

・ボーダーライン

・リオ・ブラボー

・サマー・オブ・84

・アバウト・シュミット

・西部開拓史

・酔拳2

・ノマドランド

・水を抱く女

・ショーン・オブ・ザ・デッド